紡ぎの部屋 2013.06.01 (土)
今日の記事は、すべて私の自己満足の為にしたことです。

目的達成の方法は、私がした方法より 簡単で楽な方法がたくさんあります。


新しい糸車を買う資金のある方や 時間を費やすことができないかたは、どうぞ笑って読み飛ばしてください。




さて  長文になります。



同じタイプの糸車が3台あるので


このうち1台を改良することにして 色の塗り直しをしました。



13-287.jpg



改良する目的は、ダイナミックなアートヤーンをこの糸車で紡げるようにすることです。



アシュフォードのトラディショナルの オリフィスは、直径が1センチ程


トラディショナルのユーザーで  アートヤーンを紡ぐ人は、ほとんどが なんとか改良出来ないかと思ったことがあるかと思います。


いろいろ方法を考えても ドライブベルトが邪魔をして ボビンに糸を導くことが出来ず頓挫するばかり。



フライヤーを じーーーーっと見つめて思いました。


オリフィスを大きくするしかない。



お金のある方は、ここでジャンボフライヤーを買って取り付けるか アートヤーンが楽に紡げる 糸車を買えばば完了です。


ジャンボフライヤーを買えば 取り外した通常フライヤーが邪魔になってしまいます。


ボビンもジャンボ用を買い足さなければなりません。




万が一壊してしまうことになっても ダメージは、少ないと 自分に 言い聞かせ

フライヤーを分解してみることにしました。




あまり力を入れずに 金槌でしばらくたたくと こんな感じで外れました。 


13-291.jpg



13-292.jpg



今度は、手で 満身の力を込めて 金属部分を グリグリグリっと引き抜くと


13-293.jpg


こんな 金属が 姿を現しました。




13-294.jpg


赤丸の部分が オリフィスなので ここを 大きくしたものが作れないか と思い



フリーハンドで 図面を書き 金属加工のお店を 探しました。



頼りにするのは ネットだけです。


自宅から さほど遠くないところで 1個からでも 金属加工をしてくれるお店を見つけ アポをとり 打合せに行きました。



素人が引いた図面では やはり矛盾や無理が沢山あり 打合せの結果 

私の設計では 直径3センチの オリフィスだったのが 2センチが最大値だということになりました。




2センチか.... どうしよう。


ジャンボフライヤーと さほど変わりません。



もし 私が持ち込んだフライヤーが ジャンボフライヤー用だったら 3センチ以上のものが できたと思います。



その場で 悩みました。






数秒考え 結果 2センチで 作ってもらうことにしました。



納期は 1か月後です。


ボビンを通す心棒の径が 日本の規格にないサイズだそうで 手間がかかるようです。



そして 1か月後 ピカピカのステンレスの 部品が出来上がりました。




ここでうっかり 比較画像を撮り忘れてしまいました。



次は ここの部分にオリフィスが ぴったり入る 穴をあけなければなりません。



13-295.jpg



今度は 木工屋さん探しです。



またもや ネットを頼りに 探しまくり ここなら...という インスピレーションで決め打合せに行きました。



穴をあけること事態は、工具を使うので 簡単なのだけれど

すでに 穴の開いた状態のものに 中心点を狂わさないように 機械にセットして穴をあけるのが 難しいそうです。



テストなしの1発勝負。失敗した時のことを 心配しています。



ここまできたら 私も 勝負時です。


「失敗しても 構いませんから やってください」 と お願いしました。



数秒後 板が割れることもなく ずれることもなく オリフィスが キチキチに入る穴が あきました。


(オリフィスが空回りしない為キチキチでなければ なりません)



この木工屋さん とても感じが良く 私が 家に帰ってから自分でしようと思っていた 釘打ちも
その場で してくれました。



これで フライヤーの改良が終了です。


上が 通常のフライヤー  下が 改良した フライヤー


13-289.jpg



13-288.jpg


倍になっただけで ずいぶん大きく感じます。





親指が するっと 入ります。



13-290.jpg



画像を見て おわかりの通り オリフィスが大きくなったので それを受け止める軸受けも 変えなければなりません。


オリフィスのサイズが2センチになったので ジャンボフライヤー用を アナンダから 取り寄せ

自分で ノミで削って サイズを 調整しました。(ガタガタなのは ご愛嬌)




糸車 本体にセットし あとは 調整  試運転



問題なく 動作しました。




ここまで よくがんばった 私。


一番の 収穫は、 自分の考えたアイディアを実現するために 行動をおこし 結果を出したことです。


めんどくさがりな私は、 出来ない理由を いくらでも言って 

それを実現させるためには どうすればよいのか...

ということを考えず 行動しないことが多かったのです。





自分の中に レジェンドが出来ました。


長文におつきあいいただきまして ありがとうございます。




オリフィスを作ってもらったところ
奥村金属工業所

穴をあけてもらったところ
山田木工




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機械編みワークショップ

2013年 6月15日(土)


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